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子供の近視の原因は? 治療や目の健康管理の注意点は?

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子供の近視の原因は? 治療や目の健康管理の注意点は?

メガネをかけた子供、小学生をよく見かけるようになりました。私が子供の頃は40人学級が6クラスあって学年にメガネをかけている子はひとりかふたり、そんな時代でした。
(時代が違いますねw)

息子が小学生の時にはクラスに数人はメガネをかけている子がいました。

一口に近視といいますが、正確にはどのような目の状態をいうのでしょうか。

子供の近視について種類や原因、治療法などについてまとめてみました。

 

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ものが見えるしくみ

目 カメラ

引用:http://www.sano-ganka.com/glasses.html

まずは「見る」ことについてよくカメラに例えられます。

カメラ(目)では被写体の像はカメラのレンズ(角膜と水晶体)を通して、フィルム(網膜)に到達します。

その時、レンズを前後に移動させてピント合わせ(毛様体)たり、また絞り(虹彩)で光の量を加減することにより、被写体の像がフィルム(網膜)にはっきりと写るように調節しています。

カメラのボディーは境膜とぶどう膜(脈絡膜・模様体・虹彩)といえます。

フィルム上に写る像も網膜に写る像も、上下左右が逆さまになっています。フィルムは反転させることにより正しい方向にしていますが、目の場合は、脳が逆さまになった像を正常とみなすように慣らされているので、正しい方向で見えるように感じているのです。

 

近視とは

 

近視は屈折異常の一種で遠くから目に入ってきた光が網膜より手前で像を結び、モノがぼやけて見える状態です。

近視は、角膜から網膜までの長さ「眼軸長(がんじくちょう)」正常より長すぎるか、あるいは角膜・水晶体の光の屈折力が強すぎることで起こります

近視の子供の数は増加傾向にあり、文部科学省の調査によると、平成27年度における、裸眼視力が1.0未満の子供の割合は小学校で30%、中学校で53%で、昭和60年度と比べて、約1.5倍の数です

(出典:文部科学省「学校保健統計調査」)

 

正視(せいし)

 

近いところを見る時は水晶体がふくらんで網膜にピントが合います

 

眼軸長

引用:http://www.a-i-o-i.com/treatment/ophthalmology_01.html

眼軸の長さが長すぎる場合

 

遠くを見たときに水晶体を薄くしても網膜上でピントが合いません。網膜の手前でピントが合ってしまいます。

このような近視を「軸性近視(じくせいきんし)」といいます。

大部分の近視は軸性近視です。

 

角膜・水晶体の屈折力が強すぎる場合

屈折性近視

引用:http://しりょく.com

遠くを見たときに網膜上でピントが合いません。網膜の手前でピントが合ってしまいます。

このような禁止を「屈折性近視(くっせつせいきんし)」といいます。

 

近視の原因

 

多くの人が近視になりますが、その原因はじつはよくわかっていません。

遺伝的な要素と環境が関係すると考えられています。

 

遺伝的な要因

 

親が近視の場合にその子供が近視になる可能性は比較的高く、遺伝的な要素が複雑にからんでいると考えられています。

 

環境的な要因

 

一般的な近視の場合は環境も影響すると考えられています。

 

勉強や読書、テレビやゲームなど近くを見ることを長時間続けていると、目が疲れてしまいます。ですがこうしたことが近視の要因になるかどうか、はっきりとした証明はありません。

 

 

子供が成長する時に近視になる場合

家族

 

近視になるのは子供の多くが成長過程においてです。眼軸の長さは成長にともない伸びていきます

新生児は眼軸の長さが短く、たいてい遠視の状態ですが角膜・水晶体の屈折力が強くなっているので、それほどひどくはありません。

角膜・水晶体の屈折力は、眼軸の長さが伸びるとともに弱くなり、全体のバランスが調整されるようになります。これが環境などの影響でバランスが崩れると近視になると考えられています。

 

※「遠視」とは、網膜の後方でピントが合うため遠くを見る時はもちろん、近くを見る時も調節しないとはっきり見えない目です。

近視の種類

 

近視には「単純近視(たんじゅんきんし)」「病的近視(びょうてききんし)」に大きく分けられます。

 

単純近視(学校近視)

子供 黒板

 

遺伝や環境の影響などにより小学校高学年から中学校くらいではじまる近視単純近視といいます。

病気というより身長や体重と同じように個人差といえます。学校に通っている間に発生することが多いので「学校近視」ともいわれます。

単純近視はふつう20歳くらいで進行が止まります

大人になっても近視の度数が進む場合は病的近視の可能性があるので眼科で診てもらいましょう。

 

病的近視

 

ごく一部ですが、幼児期の段階からはじまり進行する近視です。

眼軸が異常に長くて近視の度が強いためメガネをかけてもあまりよく見えるようにはなりません。また眼球がかなり大きくなっているために、網膜が引き伸ばされて非常に薄くなっているため、目をちょっと打っただけで網膜の中心部がひび割れや出血によって萎縮したり、網膜が眼底からはがれてくる「網膜剥離(もうまくはくり)」などの症状を起こします。

このような近視を「病的近視」といいます。その発生原因は不明で、遺伝が関係しているともいわれます。

矯正しても幼児が、遠くや近くを見えにくいようなら注意が必要です。

 

近視の矯正

 

近視の矯正は、メガネやコンタクトレンズで行なわれるのが一般的です。単純近視の場合は、メガネをかければ正常の視力まで矯正できます。

メガネやコンタクトレンズを作る場合は、目の病気や異常などがないか眼科で検査してもらい、適切なメガネやコンタクトレンズを処方してもらいましょう。

 

【気になる子どもの目の病気についてはまとめてこちらからご覧いただけます】

子供のメガネはいつ作るか

子供 眼鏡

 

近視になったからといっても日常生活に支障をきたさなければ、すぐにメガネをかける必要はありません

黒板の字が見えずらいなど、学校生活に不都合が生じてきたらメガネをかけたほうがよいでしょう

また、メガネをずっとかけている必要はありません。授業中に黒板を見る、遠くを見る必要がある時にかければよいでしょう。

メガネをかけたり外したりしても、近視の度が進むということはありません。

 

メガネの凹レンズについて

 

近視の矯正には凹レンズを使います。凹レンズは焦点を遠くにする働きがあり、近視の人が適切な度数の凹レンズをかけると網膜にピントが合ってよく見えるようになります。

 

コンタクトレンズについて

 

コンタクトレンズは角膜の表面に接触させて使うレンズです。

左右の視力に差がありすぎてメガネが使えない場合でも矯正することが可能です。メガネのように曇ったりせず視野が広くなるという利点があります。

ですが、慣れるまでに時間がかかる、異物感がある、角膜を傷つける場合がある、などの欠点もあります。

 

使用する時は必ず眼科の先生と相談してから使用を開始しましょう。

また、レンズの取り扱いや管理が必要になるため、小学生の間はメガネをかけるほうがよいでしょう

 

近視の治療

 

近視の治療には、点眼薬を用いる方法と手術的な方法があります。

 

点眼薬の治療法

 

点眼薬はあくまで一時的な近視状態の時に用いられます。

近視になりかけの「偽近視(ぎきんし)」(仮性近視/かせいきんし)の時期に行われることがあります。

偽近視は近くを長く見続けたために毛様体筋が異常に緊張して水晶体が厚くなり、一時的に近視の状態になっていると考えられる時に使います。目の調節を休ませる点眼薬を使う場合があります。

 

手術的な方法

 

角膜周辺部分を放射状に切開する「放射状角膜切開術」やエキシマレーザーによる「角膜切除」などがあります。

しかし、強度近視の場合は効果が弱く、安定した視力が得られなかったり後遺症が残る場合もあります。

手術的な方法は安全性を十分に考慮し、納得したうえで行う必要があります。

 

病的近視の治療

 

残念ながら有効な治療法がなく、研究が続けられています。

網膜剥離や眼底出血などが起きないように注意し起きた時は、早急に手術する必要があります。

 

子供のための目の健康管理

正しい姿勢

 

  • 勉強や読書は背筋を伸ばして、目と本の距離を30cmくらい離す
  • 1時間したら10分間程度目を休める
  • 本は寝ころんで読まない

照明

 

  • 明るすぎたり、暗すぎるのは目に負担をかける
  • 勉強や読書には、300ルクスが必要で、蛍光灯スタンドで15~20ワットの明るさ

 

テレビ、ゲーム、スマホ

 

  • 長時間続けないようにしましょう。目の負担になるので続けて40分以上はプレイしない

 

適度な運動

 

  • 適度な運動や散歩を習慣にして遠くを見るようにする

 

バランスのとれた食事

 

  • 栄養バランスを考え、緑黄色野菜など充分に取り入れた食事を心がける

 

さいごに

 

多くの近視は病気ではなく、遠くが見えにくいだけのふつうの目です。

とても大切な目。

日頃から目を疲れさせないように目の健康に注意しましょう。

 

中学生のころからずっとメガネをかけてきました。
近視が煩わしくいと思っていた時期もありましたが、「遠くが見えにくいふつうの目」という言葉に安心しました。
近視の度数も20歳すぎてから進んでいませんから、単純近視だったんですね。

私と同じように成長期に近視になる人が多くいることもあらためて知りました。(当たり前なんですけれどね)

近視コンプレックスがなくなった気がします。(今さらですが…^^)

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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参考
近視のはなし/参天製薬


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