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白内障の治療で使える先進医療は?医療保険の先進医療特約とは

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白内障の治療で使える先進医療は?医療保険の先進医療特約とは

先日、保険の説明を聞くことがあり、先進医療で白内障の治療が対象となっていることを知りました。

先進医療は特定の大学病院などで研究・開発され実施している医療技術のうち厚生労働大臣が承認を受けたものをいいます。

その費用は自己負担になるようで、医療保険に先進医療の費用をカバーする保険特約もあります。

白内障治療で行う先進医療とその保険について調べてみました。

 

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先進医療の対象は「焦点眼内レンズを使用した白内障手術」

出典:http://www.mochizukiganka.com/info/hakunaisho/#post-1342

白内障はレンズの役割をしている水晶体(直径9mm厚さ4mm)が、正常では透明で光をよく通すものですが、中身のたんぱく質が変質して濁ってくる病気です。

80代になると、ほとんどの人にその症状があらわれるといいます。

水晶体の濁りで網膜に鮮明な像が結べなくなり視力が低下したり、かすんでみえたり、光を眩しく感じたりします。

日常生活に不自由を感じるようであれば医師に相談したうえで手術をしたほうがよいでしょう。

白内障手術は主に濁った水晶体を取り出し(超音波水晶体乳化吸引術)人口のレンズ(眼内レンズ)を入れるという方法で行われています。

白内障が進行して核が固くなっている場合は、水晶体の核を取り出すこともあります。(水晶体嚢外摘出術)

 

「単焦点眼内レンズ」「多焦点眼内レンズ」があります。いずれも直径6mmほどで、丸いレンズとそれを眼内に固定するためのループが2本ついています。

先進医療の対象となっているのは「多焦点眼内レンズ」ですが、一般的な「単焦点眼内レンズ」と合わせてみていきましょう。

⦿⦿厚生労働省 先進医療を実施している医療機関の一覧

⦿⦿厚生労働省 先進医療の各技術の概要

単焦点眼内レンズの特長

「遠くなら遠くだけ、近くなら近くだけ」と、ひとつの距離に焦点を合わせたレンズです。

白内障手術後は濁りがなくなるため明るく見やすくなりますが、 焦点がひとつの距離しか合わないため、手元の新聞も遠くの看板も両方くっきり見えるようになる、という訳ではありません。

レンズが遠く(数メートル先)に合っているのならば、手元は焦点が合わないので、近くを見るためのメガネが必要になります。

多焦点眼内レンズの特長

眼内レンズ

出典:http://carnamed-eye.jp/out-enter/lens.html高柳眼科クリニック

多焦点眼内レンズは、遠距離、中距離、近距離など複数に焦点が合うように設計されており、 今までの単焦点眼内レンズに比べると、遠くにも、近くにも眼鏡なしで焦点が合いやすくなります

ですが、若い頃のように見たいところに焦点を自由に合わせられるわけではありません。位置により見えにくい場合は、メガネが必要となることもあります。

また、細かい文字を読んだり長時間読書をする時なども、メガネをかけた方が楽な場合もあります。それでも、見たい所やものの位置に合わせていくつもの眼鏡を使ったり、頻繁にかけはずしをすることが少なくなるようです。

 

多焦点眼内レンズでの見え方に脳が慣れるには年齢や個人間の差はありますが、一般に数か月程度かかるといわれています。

また、暗い所では単焦点眼内レンズと比べ、くっきり感がやや落ちる可能性もあります。

薄暗い場所や夜にライト等を見ると光の輪やまぶしさを感じることもありますので、レンズを入れた後の数か月は夜間の車の運転等には注意が必要です。

多焦点眼内レンズの手術費用と先進医療特約

「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術(白内障手術)」は、平成21年1月より厚生労働省から先進医療として承認を受けています。

厚生労働省から先進医療施設として承認された施設で手術を受けると、生命保険や医療保険で先進医療特約などに加入していて給付対象となる場合支払が行われます

  • 加入先の各保険会社の所定の診断書用紙を用意する
  • 診断書作成の費用(1通5000円~一例)
  • 先進医療にかかる費用は高額療養費の対象にはならない
  • 確定申告の医療費控除の対象になる
  • 「先進医療にかかる費用」手術・眼内レンズの費用は片眼 402,450円、片眼(乱視入り) 452,450円
  • 「先進医療にかかる費用」は全額自己負担
  • 「先進医療にかかる費用」以外の、通常の治療と共通する部分(診察・検査・投薬・入院料等)の費用は一般の保険診療での扱い

引用:医療法人社団大橋眼科より

生命保険・医療保険の先進医療特約とは

特定の大学病院などで研究・開発された難病などの新しい治療や手術などは、ある程度実績を積んで確立されると、厚生労働省に「先進医療」として認められます。

先進医療は、公的医療保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術などです。

評価の結果、公的医療保険の対象に移ったり、評価の対象から外れたり先進医療の内容は時とともに変化します。

2017年4月1日現在、先進医療は103種類となっています。

 

先進医療特約の月々の保険料は、月 約100円 です。わずかな掛金で最大2000万円の治療費を保障してくれるものです(保障内容は保険会社で異なります)。

 

多焦点眼内レンズによる白内障手術は先進医療の中でも最も多く行われています。

先進医療の指定を受けている病気の中では指定機関も多く治療の機会を得やすいものといえるでしょう。

 

先進医療特約が付加されていれば「先進医療にかかる費用」部分を保険でカバーできる可能性があります。

一度ご自身の保険契約を確認するとよいですね。

 

【白内障の詳しい手術についてはこちらです】

さいごに

目の病気で先進医療を受けられるのは「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術」でした。

先進医療のなかでももっとも医療機関が多く承認されています。それだけ必要な人が多いということですね。

高額の自己負担のため期待度が大きく、見え方によって不満につながりやすいようです。

 

また多焦点眼内レンズの約6%は単焦点眼内レンズに交換しています。(2015引用:日本眼科学会)

 

「本を読む時は老眼鏡でいいわ」という人は多焦点眼内レンズにする必要はありませんね。

「仕事で遠くも近くもみる必要があってメガネをかけはずしができない」人は多焦点眼内レンズに向いているかもしれません。

ご自身の生活にあった「見る」に最適な治療法や手術を選ぶ参考になればと思います。

 

お読みいただきありがとうございます。

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参考
http://www.gankaikai.or.jp/press/20160224_1.pdf
「白内障手術をめぐる現在の環境」日本眼科学会
https://sightcure.jp/recovery/cataract_op.html
白内障と白内障手術
http://hokensc.jp/iryou/senshin.html
先進医療保険


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