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目に効く漢方からみた食材とは?食べ物の性質と効能は?

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目に効く漢方からみた食材とは?食べ物の性質と効能は?

「医食同源」という言葉がありますが、これは「身体によい食べ物をとることは、病気の治療と同じである」といった意味です。

食事は日々の基本です。漢方の食の考え方と目に効く食材ををまとめしました。

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漢方の食養生

食養生とは、文字通り「食で命を養う」ということです。

私たちの身体は食べ物から摂る栄養素でつくられているため、食を整えることが健康を保つ一番の基本です。

日本は四方を海に囲まれ海の幸や山の幸、豊かな食に恵まれた国です。

漢方ではカロリーや栄養素の計算ではなく、食べ物の持つ「味と性質」から食事を考えます。

これが、食養生の基本となります。

食には「五性(熱・温・平・涼・寒)」や「五味(酸・苦・甘・辛・鹹(かん))」といった性質があります。

その特性を季節や体調の変化に合わせて取り入れることで、食事から身体を整えていきます。

 

五性(ごせい)

「熱性・温性・平性・涼性・寒性」で五性です。

身体を冷やすか温めるかに注目した性質で、調理法や組み合わせによって変わります

熱性

  • 温める性質が最も強い
  • 身体に取り入れると汗をかいたり興奮したりすることもある
  • 主な食材:トウガラシ、ニンニク、コショウ

 

温性

  • 熱よりは控えめだが阿多淡る性質がある
  • 穏やかに活性化する
  • 主な食材:ショウガ、カブ、ニラ、黒砂糖、エビ、シソ

 

平性

  • 温めることも冷やすこともない
  • 主な食材:白米、シイタケ、牛乳、キャベツ、ジャガイモ、小豆、ブロッコリー

 

涼性

  • 寒よりは控えめだが冷やす性質がある
  • 身体の活性を鎮める効果
  • 主な食材:豆腐、ナス、コマツナ、小麦、セロリ、緑茶

 

寒性

  • 冷やす性質が最も強い
  • 身体の水分を補い炎症を鎮め毒を排泄する
  • 主な食材:バナナ、モヤシ、キウイフルーツ、アサリ、バナナ、コンブ、スイカ

例えば、
豆腐は身体を冷やす性質がありますが、温の性質を持つ薬味を添えたり、加熱することで豆腐の冷えを防ぐことができます。

 

五味(ごみ)

「酸味・苦味・甘味・辛味・鹹味(かんみ)」で五味です。
単に「甘い」「苦みがある」という味覚のことではなく、働きかける臓腑と効能が対応しています。

ひとつの食材が複数の味を持つこともあります。

目には「肝」と「腎」が深くかかわっています。

酸味

  • 筋肉や内臓を引き締める作用
  • 汗、尿、鼻水や出血、下痢などの症状を抑える
  • 肝(かん)のはたらきを調整
  • 主な食材:イチゴ、ヨーグルト、トマト、リンゴ、アボガド、グレープフルーツ

 

苦味

  • 身体から余分なものを除く作用
  • 熱さましや水分を排泄する
  • 便秘や胃もたれにも効果的
  • 心(しん)のはたらきを調整
  • 主な食材:ニガウリ、緑茶、紅茶、コーヒー

 

甘味

  • 血を補って滋養する作用
  • 筋肉の緊張を緩め痛みをとる
  • 脾(ひ)のはたらきを調整
  • 主な食材:ニンジン、卵、鮭、白米、マグロ、大豆、バター、牛レバー、砂糖

 

辛味

  • 停滞していた気と血(けつ)の流れをよくする
  • 発汗効果がある。風邪の引き始めによい
  • 肺(はい)のはたらきを調整
  • 主な食材:ダイコン、シソ、タマネギ、ニンニク、ショウガ、パクチー

 

鹹味(かん・しおからい)

  • かたまっているものを柔らかくする作用
  • 頑固な便秘に効果。肩こりの改善
  • 腎(じん)のはたらきを調整
  • 主な食材:塩、イカ、エビ、アサリ、コンブ

 

五臓六腑のはたらき

果物

漢方では内臓のことを臓腑(ぞうふ)といい、5つの臓(五臓)と6つの腑(六腑)に分けられます。

五臓(ごぞう)

気(き)や血(けつ)、栄養素などを作り出し貯蔵する酢る器官

心(しん)

血の運行や精神・意識をコントロールする

肺(はい)

呼吸から気をつくり気と水を運び、水分代謝をコントロールする

脾(ひ)

消化吸収のはたらきをコントロールし、栄養を身体中に届ける

肝(かん)

気の流れをコントロールし、血を貯蔵する。感情を伸びやかに保つ

腎(じん)

生殖機能や発育の源となる精気を貯蔵。水分の貯蔵・排泄をコントロールする

 

六腑(ろっぷ)

食べ物が通り抜ける管で、消化吸収と排泄を行う

胆(たん)

胆汁を貯蔵・排泄し消化を助ける

胃(い)

食べたものを消化する

小腸(しょうちょう)

食べたものから栄養を吸収し、不要なものを送り出す

大腸(だいちょう)

食べたものから水分を吸収し、便をつくる

膀胱(ぼうこう)

不要な水分を集めて貯蔵し尿をだす

三焦(さんしょう)

皮膚と臓器のすき間にあるとされる水分の通り道。上焦、中焦、下焦にわかれる

運動 女性

五味と五臓六腑の関係

五味はそれぞれ対応する内臓(五臓六腑)があり、身体に様々な作用を与えます。

 

酸味ー肝

気(き)、血(けつ)、汗などが体外にもれないように引き締め固める作用

苦味ー小腸

水(すい)の代謝を改善し身体にこもった熱をとりのぞく作用

甘味ー胃

栄養が身体に吸収されやすいようにする。痛みやしびれをとったりする作用

辛味ー大腸

気や血のめぐりを促進し、不要な物質を身体の表面から発散させる作用

鹹味ー膀胱

しこりや腫れ物など固まっているものを柔らかくし散らす作用

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目の症状に効く食べ物の性質と効能

目の疲れと関連がある肝や腎のはたらきを高める食材をとって、血と精(せい)をめぐらせます。

目の疲れやかすみを解消

シュンギク

五性:平 五味:甘・辛

  • 肺の機能を調整し肝の気を抑制し、目の疲れやかすみ目を解消
  • ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富
  • 不安やストレスを解消

ニンジン

五性:平 五味:甘

  • 肝の機能調整で目の疲れやかすみ目を解消
  • ドライアイや疲れ目など目のトラブルに効く
  • オレンジ色のカロテンはビタミンAに変わり目や消化器官の粘膜を保護する
  • カロテンは油と一緒にとると吸収がよくなる
  • ビタミンCを失活させる酵素があるが熱や酸に弱いため、加熱するか生でドレッシングをかけるとよい

ホウレンソウ

五性:涼 五味:甘

  • ルティンはカロテンの仲間
  • ルティンは抗酸化作用に優れ、目の網膜を保護する効果がある
  • 肝の機能調整で目の疲れやドライアイを解消

ニガウリ(ゴーヤ)

五性:寒  五味:苦

  • 苦み成分が生活習慣病を防ぐ
  • ニガウリの苦みはモモルデシチンという抗酸化物質
  • 暑気あたり対策にも

アワビ

 
アワビ
五性:平  五味:鹹

  • 目の疲れや不眠を解消
  • 亜鉛やマグネシウムなどミネラルが豊富で視力回復に効果的
  • 血のめぐりの改善
  • 殻は生薬にもなる

昆布

五性:寒  五味:鹹

  • 肝の機能向上で、目の疲れやかすみ目を解消
  • ヨウ素やカリウム、食物繊維が豊富な低カロリー食品
  • 子宮筋腫や便秘の改善にも

 

牛レバー

五性:平  五味:甘

  • 視力低下が気になる人によい
  • 視覚機能を正常化させるビタミンAが豊富
  • 夜盲症や白内障などの予防になる
  • ビタミンEが月経痛や月経不順の改善にもよい

鶏レバー

五性:温  五味:甘・苦

  • 子どもにおすすめ
  • 視力の低下や夜盲症などを予防
  • 肝や腎の機能を調整
  • ビタミンAが牛や豚のレバーより多い
  • 栄養豊富で低カロリー

サンショウ

五性:温  五味:辛

  • 身体を温める作用
  • 胸のつかえや腹の冷えの改善にもよい

クコの実

五性:平  五味:甘

  • 視力減退やなみだ目に
  • カロチノイドの一種ゼアキサンチンには視力低下、眼精疲労を改善するはたらき
  • 不老長寿の妙薬、耳鳴りやめまいにも

野菜 果物
 

目と関係の深い「肝」の働きをたすける

玄米

五性:平  五味:甘

  • 気、血、水のめぐりを改善
  • 豊富なビタミンB1は疲労回復に効果的

イチゴ

五性:涼  五味:甘・酸

  • 肝機能を助ける
  • ビタミンCが豊富、アントシアニンが視力を改善する作用も

 

ブドウ

五性:平  五味:酸・甘

  • 腎と肝の機能調整で疲れ目を改善
  • 皮や種子に含まれるポリフェノール類に抗酸化作用
  • 疲労回復に速効性あり

ウナギ

 
ウナギ うな重

  • 肝の活動を正常にし、血のめぐりを改善して視力回復
  • 脾と腎の機能調整し、視力回復
  • 滋養食品の代表格
  • EPA、DHAも豊富
  • ビタミンAも豊富で視力改善の効果

シシャモ

五性:平  五味:甘

  • 血のめぐりを改善
  • ビタミンA、B2も多い
  • 成長期の子がどもや骨粗しょう症が心配な高齢者におすすめ

牛レバー

(前出)

五性:平  五味:甘

  • 視力低下が気になる人によい
  • 視覚機能を正常化させるビタミンAが豊富
  • 夜盲症や白内障などの予防になる
  • ビタミンEが月経痛や月経不順の改善にもよい

鶏レバー

(前出)

五性:温  五味:甘・苦

  • 子どもにおすすめ
  • 視力の低下や夜盲症などを予防
  • 肝や腎の機能を調整
  • ビタミンAが牛や豚のレバーより多い
  • 栄養豊富で低カロリー

烏骨鶏

五性:平  五味:甘・苦

  • 気のめぐりをよくする
  • 肉はアルカリ性
  • 女性特有のトラブル改善にも効果

クコの実

(前出)

五性:平  五味:甘

  • 視力減退やなみだ目に
  • カロチノイドの一種ゼアキサンチンには視力低下、眼精疲労を改善するはたらき
  • 不老長寿の妙薬、耳鳴りやめまいにも

「肝」のオーバーヒートをしずめる

シュンギク

(前出)

五性:平 五味:甘・辛

  • 肺の機能を調整し肝の気を抑制し、目の疲れやかすみを解消
  • ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富
  • 不安やストレスを解消

セロリ

五性:涼  五味:苦・甘

  • ブチルフタリドという抗酸化物質が含まれる
  • 鎮静効果がある

トマト

五性:寒  五味:酸・甘

  • 赤い色のリコピンは抗酸化作用が高い

ピーマン

五性:平  五味:甘

  • 肝のはたらきを高める
  • パブリカにはカロテン、ビタミンC、Eが豊富

アナゴ

五性:温  五味:甘・鹹味

  • 目や肌の健康に効果的
  • 目の疲れや肩こりを和らげる効果
  • 豊富に含まれるビタミンAが粘膜の抵抗力を高める

アワビ

(前出)

五性:平  五味:鹹

  • 目の疲れや不眠を解消
  • 亜鉛やマグネシウムなどミネラルが豊富で視力回復に効果的
  • 血のめぐりの改善
  • 殻は生薬にもなる

さいごに

漢方からみた食材の性質と効用。

  • ニンジン
  • ホウレンソウ
  • イチゴ
  • 鶏レバー・牛レバー
  • アワビ
  • ウナギ
  • 昆布
  • クコの実

これらは特に目に様々な効果があるとされます。

また、旬の食べ物には身体を季節に適応させる力があるといいます。

ふだんの食事は、季節や体調にあった食べ物を、適量バランスよくとることが健康な身体を保つ基本です。

目の気になる症状がある時は意識して目に効く食材を積極的にとるようにしてみましょう。

見え方に変化があるかもしれません。

元気においしくいただいて、目と身体を健やかに保ちたいものです。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

参考
漢方の基本講座/成美堂出版/佐藤弘・吉川信・谷口ももよ
東洋医学の基本講座/成美堂/佐藤弘・吉川信
http://www.iskra.co.jp/kanpo/chiebukuro/tabid/241/Default.aspx
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